№01BASEストーリー

2014年№01BASEスタート

 自邸の快適性に不満を感じていた私はエネルギーパス協会、パッシブハウスジャパンのセミナーを立て続けに受けました。
 当時自分の知識の薄さと自邸のレベルの低さを知り今までよりも暖かくてコストのかからない家づくりを取り組み始めました。とことん断熱材を多く使用すれば性能が上がることは間違いが無いのですが、


性能UP=建設コスト増


なので、どこからどのように始めるべきか検討し、当時私が慣れ親しんだ2×4(ツーバイフォー)工法をステップアップさせ充填断熱の厚みを増やせる2×6(ツーバイシックス)工法で考え始めました。これが№01BASEのスタートです。
次に断熱材の種類 性能/コストから充填断熱部はグラスウールを選択し、当時外張り断熱のデメリットと言われていた経年による断熱材の垂れ下がりリスクを考えたため、なるべく薄くすることを前提に発泡スチロールのようなプラスチック系断熱材も検討しましたが、防火上の安全性・コストから高性能グラスウールボード32Kを採用しました。


こうして断熱性能を外皮から逃げてしまう熱量換算で
屋根 40.7%減
壁 54.2%減
サッシ 31.2%減
削減することに成功しました。

その後、付加断熱部の仕様は厚みを105mmまで上げたり変更を繰り返しましたが、現在のところ熱橋を減らす為G2仕様はプラスチック系断熱材を使用しています。

この№01ではもう一つこだわりがあり、それは窯業系サイディングを使わないことでした。
窯業系サイディングは外装材の中では比較的軽く、防火性能、複雑な意匠性に富んだ優秀な建材ではあるのですが、進化と共にシンプルなデザインは販売終了となり、セメント版を成形して作るそのデザインは複雑化し石や木をモチーフにプリントされてゆき緻密にすればするほどフェイク感が出てしまうしまう点を残念に感じていました。どうしても流行に左右されてしまい、どこの新築戸建てもアパートも、どんな高級住宅もローコスト住宅も同じように見えてしまうところが残念だなぁと考えており、№01ではハウスビルダーではなかなか取り組めなかった、通気工法によるラスモルタル塗り「シラス塗りそとん壁」を施工させていただきました。左官職人さんが鏝(コテ)を使って仕上げる在来の方式ですが、とても味があり、顔料によって着色されるその材料はとても耐久性があり、メンテナンスの必要が少ない仕上げ材です。現在もその想いと性能・コスト面からStoという塗り壁材に変え標準使用としています。

そうして出来上がった№01の心残りは全体の面積を敷地形状&予算に応じてファーストイメージから縮小せざるをえなかった事・外部にスチール物置を設置せざるを得なかったことでした。
その2点をクリヤーした №01+ストレージ をこの度弊社企画プランとしてご提案します。ベースの№01には無い布団干しキャットウォークや断熱性能を更にブラッシュアップした №01+ストレージ を是非ご検討ください。
また、ベースとなった盛岡市内で実際に生活されている№01のお住まい探訪会を開催中です。
大きな会社さんのように常設展示場はありませんが、実際にお住まい頂いている家をご覧になることで、過剰演出のない本当の住まいをご覧いただけます。是非ごらんください。

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